骨粗しょう症と骨折予防:寝たきりを防ぐために家族ができること

明るい廊下で手すりにつかまって歩く高齢の女性と、そばで見守る家族、窓辺のふくろうを描いた水彩風のイラスト

「親の背中が丸くなってきた」「背が縮んだ気がする」「家の中でつまずくことが増えた」。骨がもろくなる骨粗しょう症(こつそしょうしょう)は、骨折して初めてわかることも多い病気です。そして骨折、とくに脚の付け根の骨折は、介護が必要になるきっかけになることがあります。

毎年10月20日は、国際骨粗鬆症財団(IOF)が呼びかける「世界骨粗鬆症デー」です[1]。この記事では、約10年ぶりに改訂された「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」[2]や厚生労働省の資料、研究のまとめ(系統的レビュー)などをもとに、骨折を防ぐための検査・治療・暮らしの工夫と、在宅療養中の方の相談の目安をまとめました。

SECTION 01 結論:骨折の連鎖を断つ4つのポイント

1

「背が縮んだ」「背中が丸い」はサインかもしれない

背骨の骨折は、約3分の2がはっきりした症状のないまま起こるとされます[2]。若いころより身長が4cm以上低くなったら、背骨の骨折が隠れていることがあります[3]。

2

一度骨折したら、次の骨折を防ぐ

骨折したことのある人は、次の骨折が起こりやすくなります[4]。骨折の治療だけで終わらせず、骨の検査と治療についても相談しましょう[2]。

3

骨の薬は自己判断でやめない

骨粗しょう症の薬には、やめ方に注意が必要なものがあります。歯の治療を受けるときは、骨の薬を使っていることを歯科に伝えます[5]。

4

転びにくい体と住まいに整える

バランスの運動や、家の中の危ないところの見直しで、転ぶ回数を減らせることが研究で示されています[6][7]。

SECTION 02 骨粗しょう症とは:骨折しやすくなった状態

骨粗しょう症は、骨の量が減ったり質が悪くなったりして骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。ガイドラインは「骨折リスクが増大した状態」と説明しています[2]。自分では気づきにくく、転んだときや日常の何気ない動作、くしゃみなどで骨折して初めてわかることもあります[3]。

日本で骨粗しょう症のある人は、40歳以上で約1,590万人(女性1,180万人、男性410万人。2015年の人口をもとにした推計)とされ、男性も少なくありません[2]。

診断の基準(2012年度改訂版)では、ほかの病気が原因でないことを確かめたうえで、①立った高さから転んだ程度の弱い力で背骨か脚の付け根を骨折した、②弱い力でほかの場所を骨折し、骨密度が若い人の平均値の80%未満、③骨折はないが骨密度が平均値の70%以下、のどれかにあてはまれば骨粗しょう症と診断します[8]。

骨折の主な危険因子として、ガイドラインは骨密度が低いこと、女性、高齢、骨折したことがある、喫煙、飲酒、ステロイドの薬、家族の骨折歴、運動不足、やせ(体重が少ない)、カルシウムやビタミンDの不足、転びやすさなどを挙げています[2]。

SECTION 03 骨折は「寝たきり」の入り口になる

脚の付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)は、2017年の全国調査をもとにした推計で、1年間に約19万3,400人に起きています[9]。ガイドラインは、この骨折が日常生活の動作の低下や寝たきりの原因となり、命の見通しも悪くすると指摘しています[2]。

2025年の国民生活基礎調査で、自宅で暮らす要支援・要介護の人の「介護が必要となった主な原因」をみると、「骨折・転倒」は14.6%で3番目でした。要介護の人に限ると14.8%で、認知症に次ぐ2番目です[10]。

16.7%認知症
15.6%高齢による衰弱
14.6%骨折・転倒

上位3つ(2025年6月の調査。施設に入っている人は含みません)[10]。

背骨の骨折は「いつのまにか」起こる

骨粗しょう症で起こりやすいのが、背骨(椎体)が押しつぶされるように折れる骨折です。ガイドラインによると、腰や背中の痛みなどのはっきりした症状がない骨折が約3分の2を占めます[2]。気づかないうちに起こることから「いつのまにか骨折」と呼ばれることもあります。

背骨の骨折が重なると、背が縮んだり、背中が丸くなったりします。厚生労働省の副作用対応マニュアルは、25歳のころより身長が4cm以上低くなった方ではすでに背骨が骨折していることがあるとし、背中が丸くなるなどの変化も相談のきっかけにしています[3]。

骨折が次の骨折を呼ぶ「骨折の連鎖」

一度骨折すると、その後にまた骨折するリスクが高まります。ガイドラインはこれを「骨折連鎖」と呼んでいます[2]。研究をまとめた解析では、背骨の骨折がある女性は、ない女性に比べて次の背骨の骨折が約4倍起こりやすく、ほかの場所でも、骨折したことがある人は次の骨折が約2倍起こりやすいとされました[4]。

図1 骨折の連鎖:最初の骨折が次の骨折を呼ぶ

上から下へ進みやすい流れです。

段階内容はじまり骨がもろくなる(骨粗しょう症)痛みなどの自覚はほとんどない背骨の骨折背骨が押しつぶされる(椎体骨折)約3分の2は、目立つ症状がないサイン:背が縮む・背中が丸くなる次の骨折背骨を骨折した女性は、次の背骨の骨折が約4倍起こりやすいほかの骨折でも、次の骨折は約2倍脚の付け根転んで脚の付け根を骨折する(大腿骨近位部骨折)歩く力が落ち、寝たきりの原因にも連鎖を断つ最初の骨折で、骨の検査と治療を転ばない工夫も、あわせて

出典:ガイドライン2025年版[2]、骨折の危険をまとめた解析[4]をもとに作成。

ガイドラインは、骨折の治療だけで骨粗しょう症の治療が続けられていない例が多いことを課題に挙げています[2]。骨折したら、骨の検査と治療も相談しましょう。

SECTION 04 検査:骨密度とエックス線で調べる

診断には、原則として腰の骨(腰椎)か脚の付け根(大腿骨近位部)の骨密度を使います。背骨の骨折は症状がないことが多いため、背骨のエックス線写真で確かめることも望ましいとされています[8]。骨密度は、医療機関の専用の装置(DXA法=デキサ法など)で測ります。

福岡市では、40歳以上の市民を対象に、前腕(腕の手首側)にエックス線を当てて骨量を測る骨粗しょう症検査を、各区の保健福祉センターなどで行っています。料金は500円(70歳以上の方などは免除)で、予約が必要です。骨粗しょう症で治療中・経過観察中の方や、妊娠中(可能性のある方を含む)の方は対象外で、医療機関で受けた結果とは判定が異なることがあります[11]。ガイドライン2025年版によると、骨粗しょう症検診の受診率は全国平均5.5%と低いのが現状です[2]。詳しい検査を勧められたら、医療機関を受診しましょう。

SECTION 05 治療薬:種類と、知っておきたい注意

骨粗しょう症の薬には、骨を壊すはたらきを抑える薬、骨を作るはたらきを高める薬、ビタミン類などがあり、2025年版ガイドラインでは新たにゾレドロン酸、アバロパラチド、ロモソズマブが加わりました[2]。どの薬を使うかは、骨折の危険の高さや飲み薬が飲めるかなどをふまえ、本人の希望も聞いて決めます[12]。

1

骨を壊すはたらきを抑える薬(ビスホスホネート薬)

アレンドロネート、リセドロネート、ミノドロン酸、イバンドロネート、ゾレドロン酸など。飲み薬と、注射・点滴があります。米国の指針では、3〜5年使ったら続けるかを見直すとされています[12]。

2

骨を壊すはたらきを抑える注射(抗RANKL抗体薬)

デノスマブ。半年ごとの注射です。自己判断でやめたり、間をあけたりしないことが大切です[12]。

3

女性ホルモンに似た薬(SERM)

ラロキシフェン、バゼドキシフェン。閉経後の女性向けで、血栓(血のかたまり)ができやすい方には向きません[12]。

4

骨を作るはたらきを高める注射

テリパラチド、アバロパラチド、ロモソズマブ。骨折の危険が高い方に使います[2]。使える期間に上限があり、終わったら骨を壊すはたらきを抑える薬に切り替えます(米国の指針では、テリパラチドとアバロパラチドは2年まで)[12]。ロモソズマブは12か月までで、過去1年以内に心筋梗塞・狭心症や脳卒中を起こした方には使わず、それ以外の方も心臓や血管の病気の危険をふまえて慎重に判断します[13][14]。

5

ビタミン類

活性型ビタミンD3薬(アルファカルシドール、カルシトリオール、エルデカルシトール)、ビタミンK2薬(メナテトレノン)。ほかの薬と組み合わせて使うこともあります。

薬の分類はガイドラインの章立て[2]、注意点は米国内分泌学会のガイドライン(閉経後の女性が対象)[12][14]と添付文書[13]をもとにまとめました。日本での使える期間などは、薬ごとに決められています。

デノスマブは「やめ方」に注意

閉経後の骨粗しょう症の女性の大規模な臨床試験の追加解析では、デノスマブをやめた1,001人で、背骨の骨折が100人年(100人を1年間みた量)あたり治療中の1.2件から、中止後は7.1件に増えました。これは偽薬をやめた人(8.5件)と同じくらいで、治療していない人と同程度の水準です。中止後に背骨を骨折した人の60.7%は複数か所の骨折でした[15]。米国内分泌学会のガイドラインも、次の薬に切り替えずにデノスマブを遅らせたりやめたりすべきではないとしています[12]。注射の予定が守りにくくなったときは、早めに主治医に相談しましょう。

歯とあごの骨を守る(顎骨壊死)

骨を壊すはたらきを抑える薬(ビスホスホネート薬やデノスマブ)では、まれに、あごの骨が壊死する「薬剤関連顎骨壊死(がっこつえし)」が起こることがあり、ロモソズマブでも報告があります[5][13]。厚生労働省の副作用対応マニュアル(2025年3月改定)は、頻度は高くないものの治療が難しい場合もあるとして、次のことを勧めています[5]。

  • ✓薬を始める前に歯科を受診し、むし歯や歯周病の治療、必要な抜歯を済ませておく
  • ✓使っている間も定期的に歯科を受診し、歯みがきの指導や入れ歯の調整などを受ける
  • ✓歯やあごの痛み、歯ぐきの腫れ、歯のぐらつき、唇のまわりのしびれ、抜歯後の治りの悪さがあれば、放置せず医師・歯科医師・薬剤師に相談する

同じマニュアルは、骨粗しょう症の治療で使う量の薬では、抜歯などの前に原則として予防のための休薬はせず、医師と歯科医師が情報を共有して治療すべきだとし、とくにデノスマブは長く延期したり休んだりすべきではないとしています[5]。歯科では骨の薬を使っていることを必ず伝えましょう。

SECTION 06 食事・運動・日光:骨と筋肉を保つ

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、65歳以上の方の1日あたりの量が次のように示されています[16]。

  • カルシウム(推奨量):男性750mg、女性650mg(75歳以上は600mg)
  • ビタミンD(目安量):男女とも9.0μg
  • たんぱく質(推奨量):男性60g、女性50g

カルシウムは乳製品、小魚、大豆製品、青菜などに、ビタミンDは魚やきのこ類に多く含まれます。ビタミンDは日光を浴びると皮膚でも作られるため、食事摂取基準は、日常生活の中でできる範囲の適度な日光浴を勧めています[16]。(関連記事:「窓越しの日光浴は意味がない?」)なお、カルシウムの耐容上限量は成人で1日2,500mgで、サプリメントを使うときに注意すべき値とされています[16]。骨の薬を使っている方は、サプリメントを足す前に主治医や薬剤師に相談しましょう。

運動は、閉経後の女性のコクランレビュー(2011年)で骨密度をわずかに増やすとされましたが、骨折が減るかははっきりしませんでした[17]。一方、地域で暮らす高齢者のコクランレビュー(2019年、59研究)では、運動で転ぶ回数が23%減り(根拠の確実性は高い)、とくにバランスや日常の動作の練習が効果的でした。転倒による骨折も減る可能性があります(確実性は低い)[6]。始める前に、主治医やリハビリ職に相談すると安心です。

SECTION 07 転倒を防ぐ:住まい・薬・介護保険

国際的な転倒予防のガイドライン(2022年)は、転びやすい人には原因を多方面から評価し、一人ひとりに合った対策をとるよう勧めています[18]。住まいの危険を改善する取り組みのコクランレビュー(2023年)では、転ぶ回数が全体で26%減り(確実性は中程度)、転びやすい人では38%減りました(確実性は高い)。ただし、転びやすさで対象を選ばなかった研究では、転ぶ回数に差はみられませんでした(確実性は高い)[7]。

  • ✓床の電気コードや敷物の端、小さな段差など、つまずきやすいものを片付ける
  • ✓夜にトイレへ行く通り道に、足元灯をつける
  • ✓階段・トイレ・浴室・玄関に手すりをつける

薬の副作用がふらつきや転倒として現れることもあります。厚生労働省の指針は、その原因になりうる薬として睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬、一部の血圧の薬、抗精神病薬、抗ヒスタミン薬などを挙げ、関係が疑われるときはまず中止や減量を考えるとしています[19]。ただし自己判断で急にやめず、主治医や薬剤師に相談しましょう。「医者が飲みたがらない薬10選」もご覧ください。

介護保険の住宅改修と福祉用具
  • 住宅改修:手すりの取付け、段差の解消、滑りにくい床材への変更、引き戸や洋式便器への取替えなど。保険の対象になる工事費の上限は原則1住宅20万円(消費税込み)で、そのうち1〜3割が自己負担です。工事の前に申請が必要です(要支援・要介護の認定を受けた方。福岡市の場合)[20]
  • 福祉用具:工事のいらない手すり、スロープ、歩行器、歩行補助つえなどを借りられ、一部は購入も選べます。自己負担は原則1割(所得により2〜3割)[21]
  • 相談先:担当のケアマネジャー。退院前後の準備は「親が退院して家に帰るとき、何を準備する?」で紹介しています
在宅療養中の方・ご家族へ

SECTION 08 在宅療養:訪問診療・訪問看護とご家族ができること

寝ている時間が長い方の骨と骨折

体を動かすことが減ると、骨にかかる力が減って骨を作るはたらきが落ち、骨量が減ります[2]。

骨がもろい方では、ベッドから車いすに移るときや体の向きを変えるときなど、ふだんの介助のなかで骨折することもあります。介助のあとから腕や脚を痛がる、触ると顔をしかめる、腫れている、動かそうとしないといった変化は骨折のサインのことがあるので、その日のうちに主治医や訪問看護に連絡しましょう(図2)。認知症などで痛みを言葉で伝えにくい方では、とくに気をつけましょう。体の向きの変え方は「床ずれ(褥瘡)を防ぐには?」でも紹介しています。

訪問診療・訪問看護で一般にできること

通院が難しい方には、医師が月1〜2回など計画的にご自宅を訪れる訪問診療や、看護師やリハビリ職が訪れる訪問看護という選択肢があります。骨や転倒については一般に、次のようなことを相談できます。

  • これまでの骨折、身長の変化、痛み、使っている薬からみた骨折の危険の確認
  • 骨密度やエックス線の検査が必要なときの、専門の医療機関への紹介の判断
  • ほかの医療機関の薬も含めた、骨粗しょう症の薬や、ふらつきの原因になりうる薬の見直し
  • 痛みのケアと、新しい骨折が疑われるときの対応の判断
  • 歯科との連携(訪問歯科診療を行う歯科医院もあります)
  • 転びにくい環境や福祉用具について、ケアマネジャーや訪問リハビリと相談

ご家族ができること

  • ✓年に1回など、身長を測って記録する
  • ✓背中が丸くなってきた、背中や腰を痛がる、などの変化をメモする
  • ✓骨折したことがあれば、いつ・どこを骨折したかを主治医に伝える
  • ✓骨の薬の名前と、注射の次の予定日を控えておく
  • ✓転んだときは、痛みが軽くても、日時と様子を主治医や訪問看護に伝える

訪問診療を依頼するときに準備するもの

訪問診療を依頼するときは、一般に次のものを用意しておくと手続きがスムーズです。

  • ✓健康保険の資格が確認できるもの(マイナ保険証または資格確認書)
  • ✓(可能なら)今かかっている医療機関の紹介状
  • ✓(あれば)お薬手帳、またはお薬のデータ
  • ✓(あれば)介護保険証
  • ✓(あれば)公費の受給者証

ふくろう訪問クリニックは、福岡市早良区の訪問診療クリニックです。通院が難しい方のご自宅に医師が伺い、定期的に診療しています。転びやすくなった、背中が丸くなってきたなど、骨や転倒の心配があるときも、ご相談ください。お電話・メールのほか、公式LINEでもご相談を受け付けています。訪問エリアは、福岡市の早良区・西区・城南区・中央区です。

SECTION 09 受診・相談の目安

図2を目安に連絡しましょう。転んで立てない、脚の付け根を痛がる、頭を打ったなどの急なけがは、救急での対応が基本です。骨折のおそれがあるときは、無理に立たせたり歩かせたりしないようにします。

急な背中の痛みでも、脚のしびれや力が入らない、尿や便が出にくい、冷や汗・胸の痛み・顔色が悪いといったサインを伴うときは、背骨の中の神経の圧迫や大きな血管の病気など、急ぐ病気のおそれがあるため、すぐ119番を。こうしたサインのない背中や腰の強い痛みも、その日のうちに連絡しましょう。

英国の診療ガイドライン(2023年)は、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬や抗血小板薬。アスピリンだけの場合を除く)を使っている人が頭を打ったら、ほかに理由がなくても、けがから8時間以内に頭のCT検査を考えるとしています[22]。症状が軽くても、すぐ主治医に連絡しましょう。

図2 骨や転倒で連絡・相談する目安

上ほど急ぎます。119番の行以外の連絡先は、訪問診療・訪問看護を受けている方は主治医・訪問看護、そうでない方はかかりつけ医です。

こんな様子があるとき連絡の目安頭を強く打った・意識がおかしい吐く・手足が動かしにくいすぐ119番転んで立てない・歩けない脚の付け根を強く痛がるすぐ119番急な背中の痛みに、脚のしびれ・力が入らない・尿や便が出にくいすぐ119番急な背中の痛みに、冷や汗・胸の痛み・顔色の悪さを伴うすぐ119番血液をサラサラにする薬を使い頭を打った(症状が軽くても)すぐ連絡・受診急に背中や腰が強く痛む寝返り・起き上がりがつらい当日中に連絡介助のあとから腕や脚を痛がる腫れている・動かそうとしない当日中に連絡転んだ(痛みは軽い)ふらつき・転びかけが増えた早めに相談骨の薬を使っていて歯やあごが痛む・歯ぐきが腫れる歯科・主治医へ背が縮んだ・背中が丸くなった骨折したが、骨の治療はまだ次の診察で相談

一般的な目安です。血液をサラサラにする薬を使う方の頭のけがは英国の診療ガイドライン[22]、歯やあごの症状は厚労省のマニュアル[5]をもとにしました。主治医から受けている説明を優先してください。

頭を強く打った、意識がおかしい、息が苦しそうなど、命にかかわるおそれがあるときは、ためらわずに119番を。ご自宅での看取りについて主治医と話し合っている方は、病状の変化のときはまず決めておいた緊急連絡先へ。転倒などの急な事故のときにどうするかも、前もって主治医と決めておきましょう。救急車を呼ぶか迷うときは、福岡県の救急医療電話相談(#7119、24時間。#7119が使えない電話からは092-471-0099、音声ガイダンスで2番)もあります[23]。

この記事の情報は2026年10月時点のものです。

SECTION 10 ご利用・採用のご案内

ふくろう訪問クリニック

福岡市早良区の訪問診療クリニック

  • 通院が難しい方のご自宅に医師が伺い、定期的に診療します
  • 緩和ケア、難病・希少疾患、精神科、認知症の在宅医療
  • 転びやすくなった、背中が丸くなってきたなど、骨や転倒の心配もご相談ください

まずはお電話でご相談ください。
TEL 092-407-7337

https://fukurou.fukuoka.jp/

ふくろう訪問看護リハビリステーション

訪問看護・訪問リハビリ(福岡市早良区)

  • 看護師がご自宅に伺い、体調の確認や療養生活のご相談に応じます
  • 理学療法士・作業療法士による訪問リハビリで、暮らしの動作を支えます
  • 精神科訪問看護にも対応しています

TEL 092-834-8581
(平日9:00〜18:00)

https://nurse-fukurou.jp/

採用のご案内

在宅医療をいっしょに支える仲間を募集しています

医療法人ふくろうの樹では、クリニックと訪問看護リハビリステーションで職員を募集しています。

入職祝い金 20万円直接応募限定

ふくろう訪問クリニック

募集職種医師(常勤・非常勤)・看護師・医療事務

電話092-407-7337

メールclinic@fukurou.fukuoka.jp

採用ページを見る
入職祝い金 20万円直接応募限定

ふくろう訪問看護リハビリステーション

募集職種看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士(常勤・非常勤)

電話092-834-8581(平日9:00〜18:00)

メールnurse@fukurou.fukuoka.jp

採用ページを見る

※入職祝い金は、採用ページ・お電話・メールから直接ご応募いただいた方が対象です。

参考文献

  1. International Osteoporosis Foundation. World Osteoporosis Day Campaign 2026: Build, Protect and Strengthen Your Bones for Life(キャンペーン資料, 2026年7月). https://www.osteoporosis.foundation/sites/iofbonehealth/files/2026-07/wod26toolkit_final_0.pdf(2026年10月閲覧)
  2. 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(日本骨粗鬆症学会・日本骨代謝学会・骨粗鬆症財団)編. 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版. ライフサイエンス出版, 2025(序文、目次、はじめに、第1章 A〜C). ISBN 978-4-89775-502-1. 本文(Minds ガイドラインライブラリからリンク):http://www.josteo.com/data/publications/guideline/2025_01.pdf(2026年10月閲覧)
  3. 厚生労働省. 重篤副作用疾患別対応マニュアル 骨粗鬆症(平成21年5月、平成30年6月改定)(A. 患者の皆様へ p.1-2、B. 医療関係者の皆様へ p.6). https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1m09.pdf(2026年10月閲覧)
  4. Klotzbuecher CM, Ross PD, Landsman PB, Abbott TA 3rd, Berger M. Patients with prior fractures have an increased risk of future fractures: a summary of the literature and statistical synthesis. J Bone Miner Res. 2000;15(4):721-739. doi:10.1359/jbmr.2000.15.4.721. PMID: 10780864
  5. 厚生労働省. 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎(平成21年5月、平成30年6月改定、令和7年3月改定)(A. 患者の皆様へ p.5-8、B. 医療関係者の皆様へ p.19〈表3〉、p.26-27、p.41-43〈原因医薬品と副作用報告件数〉). https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1l17.pdf(2026年10月閲覧)
  6. Sherrington C, Fairhall NJ, Wallbank GK, Tiedemann A, Michaleff ZA, Howard K, Clemson L, Hopewell S, Lamb SE. Exercise for preventing falls in older people living in the community. Cochrane Database Syst Rev. 2019;1(1):CD012424. doi:10.1002/14651858.CD012424.pub2. PMID: 30703272
  7. Clemson L, Stark S, Pighills AC, Fairhall NJ, Lamb SE, Ali J, Sherrington C. Environmental interventions for preventing falls in older people living in the community. Cochrane Database Syst Rev. 2023;3(3):CD013258. doi:10.1002/14651858.CD013258.pub2. PMID: 36893804
  8. 日本骨代謝学会・日本骨粗鬆症学会合同 原発性骨粗鬆症診断基準改訂検討委員会. 原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版). Osteoporosis Japan 21(1): 9-21, 2013(表2と注). https://jsbmr.umin.jp/guide/pdf/g-guideline.pdf(2026年10月閲覧)/英語版:Soen S, Fukunaga M, Sugimoto T, Sone T, Fujiwara S, Endo N, et al. Diagnostic criteria for primary osteoporosis: year 2012 revision. J Bone Miner Metab. 2013;31(3):247-257. doi:10.1007/s00774-013-0447-8. PMID: 23553500
  9. Takusari E, Sakata K, Hashimoto T, Fukushima Y, Nakamura T, Orimo H. Trends in Hip Fracture Incidence in Japan: Estimates Based on Nationwide Hip Fracture Surveys From 1992 to 2017. JBMR Plus. 2020;5(2):e10428. doi:10.1002/jbm4.10428. PMID: 33615101
  10. 厚生労働省. 2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況. Ⅳ 介護の状況(表16 現在の要介護度別にみた介護が必要となった主な原因〈上位3位〉、調査日 2025年6月5日). https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa25/dl/05.pdf(2026年10月閲覧)
  11. 福岡市. 骨粗しょう症検査(2026年3月18日更新). https://www.city.fukuoka.lg.jp/hofuku/shika-eiyo/2-020104.html(2026年10月閲覧)
  12. Eastell R, Rosen CJ, Black DM, Cheung AM, Murad MH, Shoback D. Pharmacological Management of Osteoporosis in Postmenopausal Women: An Endocrine Society Clinical Practice Guideline. J Clin Endocrinol Metab. 2019;104(5):1595-1622(推奨2.2、3.3、4.1、4.2、5.1と、患者の希望を治療計画に入れるという原則). doi:10.1210/jc.2019-00221. PMID: 30907953
  13. ロモソズマブ(遺伝子組換え)皮下注 電子化された添付文書(2021年7月改訂 第2版)(1. 警告、6. 用法及び用量、7.1、8.5、9.1.1). 医薬品医療機器総合機構(PMDA)医療用医薬品情報検索. https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/112292_3999449G1025_2_02(2026年10月閲覧)
  14. Shoback D, Rosen CJ, Black DM, Cheung AM, Murad MH, Eastell R. Pharmacological Management of Osteoporosis in Postmenopausal Women: An Endocrine Society Guideline Update. J Clin Endocrinol Metab. 2020;105(3):587-594(推奨A.1・A.2と注記). doi:10.1210/clinem/dgaa048. PMID: 32068863
  15. Cummings SR, Ferrari S, Eastell R, Gilchrist N, Jensen JB, McClung M, Roux C, Törring O, Valter I, Wang AT, Brown JP. Vertebral Fractures After Discontinuation of Denosumab: A Post Hoc Analysis of the Randomized Placebo-Controlled FREEDOM Trial and Its Extension. J Bone Miner Res. 2018;33(2):190-198. doi:10.1002/jbmr.3337. PMID: 29105841
  16. 厚生労働省. 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(2024年10月11日公表、2025年3月25日正誤反映). https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html/同「日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント」(2025年2月。たんぱく質・ビタミンD・カルシウムの食事摂取基準の表と策定方法). https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001734207.pdf(2026年10月閲覧)
  17. Howe TE, Shea B, Dawson LJ, Downie F, Murray A, Ross C, Harbour RT, Caldwell LM, Creed G. Exercise for preventing and treating osteoporosis in postmenopausal women. Cochrane Database Syst Rev. 2011;2011(7):CD000333. doi:10.1002/14651858.CD000333.pub2. PMID: 21735380
  18. Montero-Odasso M, van der Velde N, Martin FC, Petrovic M, Tan MP, et al; Task Force on Global Guidelines for Falls in Older Adults. World guidelines for falls prevention and management for older adults: a global initiative. Age Ageing. 2022;51(9):afac205. doi:10.1093/ageing/afac205. PMID: 36178003
  19. 厚生労働省. 高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編). 2018年5月(表1「薬剤起因性老年症候群と主な原因薬剤」p.10). https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/kourei-tekisei_web.pdf(2026年10月閲覧)
  20. 福岡市. 介護保険住宅改修費の支給について(2026年7月1日更新). https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/kaigohoken/health/00/03/3-010504-1.html(2026年10月閲覧)
  21. 厚生労働省. 介護サービス情報公表システム「どんなサービスがあるの? 福祉用具貸与」. https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group21.html(2026年10月閲覧)
  22. National Institute for Health and Care Excellence. Head injury: assessment and early management (NICE guideline NG232). 2023(推奨1.5.13). https://www.nice.org.uk/guidance/ng232/chapter/recommendations(2026年10月閲覧)
  23. 福岡県. 福岡県の救急医療電話相談窓口(#7119、2026年2月26日更新). https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuokaqq.html(2026年10月閲覧)