ビンクリスチン:優秀な抗がん剤

優秀な抗がん剤第5回/全50回
ビンクリスチン

糖尿病の薬を探していたら、白血病の薬が見つかった

「ニチニチソウのお茶が糖尿病に効く」という言い伝えを、カナダの研究者が本気で調べました。血糖は下がりませんでした。代わりに、ラットの白血球が消えたのです。 その偶然から生まれたビンクリスチンは、小児白血病を「治る病気」に変えた組み合わせの中心にあり、リンパ腫のR-CHOPの「O」として、いまも毎週、点滴されています。

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この回の結論

  1. ビンクリスチンは、ニチニチソウから見つかった薬です。糖尿病の民間薬を調べていたカナダの研究者が、ラットの白血球が減ることに気づいたのが始まりでした。日本では1968年から
  2. 小児の急性リンパ性白血病を「治る病気」に変えた組み合わせの中心にあり、リンパ腫のR-CHOPの「O」として、いまも毎回点滴されています。
  3. 副作用の中心はしびれと便秘。骨髄への影響は少なめです。1回2mgまでという上限があり、背中の髄液に入れると命に関わるため、病院では二重三重に確認されています。

この薬のプロフィール

一般名(商品名)ビンクリスチン硫酸塩(オンコビン注射用1mg、日本化薬)。後発品はない
薬の家族殺細胞薬(微小管阻害薬、ビンカアルカロイド)
主に使うがん急性白血病、悪性リンパ腫(R-CHOPの「O」)、小児腫瘍(神経芽腫、ウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫など)、多発性骨髄腫、脳腫瘍の一部
使い方静脈注射。週1回が基本で、1回2mgまで。R-CHOPでは3週間ごと
日本での承認1968年
薬価の目安1mg 1,806円。1回2mgなら3,612円(薬価基準、令和8年8月13日適用)

SECTION 01 生まれた日:ニチニチソウのお茶

1950年代、カナダのウェスタン・オンタリオ大学のノーブルのもとに、ジャマイカから一通の手紙と葉が届きました。 「島ではニチニチソウの葉のお茶を糖尿病に使っている」。研究者たちは本気で調べ、葉の成分をラットに与えました。

血糖は下がりませんでした。代わりに、ラットの白血球が消え、骨髄が働かなくなったのです。 白血球を減らすなら、白血球のがんに使えるかもしれない。この偶然から、ビンブラスチン、そしてビンクリスチンが生まれました。

  • 1958年ノーブルらが、ニチニチソウの成分(ビンブラスチン)の発見を「偶然の観察の役割」と題して報告した。
  • 1961年米国イーライリリー社が、同じ植物から兄弟分のビンクリスチンを取り出す。1963年に米国で発売。
  • 1960年代小児の急性リンパ性白血病で、ビンクリスチンとステロイドの組み合わせが、高い確率で寛解を起こすことが分かる。
  • 1968年日本で白血病・悪性リンパ腫・小児腫瘍に承認され、発売。
  • 1971年米国セントジュード小児病院が、複数の薬と脳への予防治療を組み合わせた「トータルセラピー」で、小児白血病の約半数が長期に再発しないことを報告。
  • 2002年リンパ腫のCHOP(Oがビンクリスチン)にリツキシマブを足したR-CHOPが標準になる(第2・21回)。
微小管(びしょうかん)とは、細胞の中に張りめぐらされた細い管で、分裂のときには染色体を2つの細胞に引き分ける「綱」になります。 ビンクリスチンはこの綱を作れなくします。綱が張れないと、細胞は分裂の途中で止まって死にます。
ここだけ覚える糖尿病の薬を探して、白血病の薬が見つかった。偶然を見逃さなかった人がいた。

SECTION 02 どうやって効くのか:分裂の「綱」を張れなくする

細胞が2つに分かれるとき、真ん中に集まった染色体を、両側から綱で引き分けます。この綱が微小管です。 ビンクリスチンは綱の部品(チュブリン)にくっつき、綱を組み立てられなくします。分裂しようとした細胞は、途中で止まります。

ここに、この薬の副作用の理由もあります。神経の細胞は、長い枝の中で荷物を運ぶ「レール」として微小管を使っています。 綱が作れないと、レールも作れない。だから手足の先から、しびれが出るのです。効き目と副作用が、同じ場所から出ています。

  • 骨髄には比較的やさしい白血球減少は15%ほど(添付文書)。骨髄を強く抑える薬と組み合わせやすく、これが「組み合わせの定番」になった理由の一つです。
  • 1回2mgが上限量を増やすと神経の副作用が急に強くなるため、体の大きさにかかわらず1回2mgまでと決められています。
  • 静脈にしか入れない脊髄の周りの髄液に入れると、致命的な神経障害を起こします。世界で事故が繰り返され、いまは注射器の表示や手順で二重三重に防がれています。
ここだけ覚える分裂の綱を張れなくする薬。神経のレールも同じ材料だから、しびれが出る。

SECTION 03 なぜこんなに使われるのか:子どもの白血病を「治る病気」に

決め手になった試験

1960年代まで、小児の急性リンパ性白血病は、ほぼ全員が数か月で亡くなる病気でした。米国セントジュード小児病院のピンケルらは、 ビンクリスチンとステロイドで寛解に入れ、続けて複数の薬で残りをたたき、脳への再発を放射線と髄液への注射で予防する「トータルセラピー」を組み立てました。 1971年の報告では、治療を終えた子どもの約半数が、再発せずに5年を超えていました(Pinkel、JAMA 1971;Aur ら、Blood 1971)。

その後の改良で、小児急性リンパ性白血病の5年生存率は9割を超えました(第3回)。大人では、リンパ腫のCHOPとR-CHOPの「O」として、 60〜80歳の399人の比較試験(Coiffier ら、NEJM 2002)を含め、いまも標準治療の一部です。

制度のしくみ

添付文書の対象は、白血病、悪性リンパ腫、小児腫瘍(神経芽腫、ウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫など)に、ほかの薬との併用で多発性骨髄腫、脳腫瘍の一部、褐色細胞腫です。 量は体重あたりで決め、1回2mgを超えないこと、静脈内にのみ使うことが定められています。1968年の承認以来、後発品はなく、日本化薬が製造しています。

ここだけ覚える「組み合わせて治す」の中心にいた薬。骨髄にやさしいから、組み合わせられた。

SECTION 04 副作用と、家でできること:しびれと便秘

この薬の副作用は、吐き気や脱毛よりも、神経に出ます。手足のしびれ、ボタンがかけにくい、つまずきやすい。 そして見落とされやすいのが、腸の神経が鈍ることによる便秘です。ひどくなると腸が動かなくなる(イレウス)ことがあります。

副作用と、家でできること

しびれは回数を重ねるほど強くなり、治療をやめてもしばらく残ることがあります。熱い物に触れても気づきにくいのでやけどに注意し、 かかとの覆われた靴と手すりで転倒を防ぎます。冷たい物でしびれが強くなる人もいます(がん情報サービス「しびれ」)。

便秘は、点滴の数日後から出ます。水分と食物繊維、体を動かすことに加え、病院から出る下剤を「便が出てから」ではなく「出なくなる前から」使います。 3日以上出ない、お腹が張って吐く、というときは腸の麻痺の入口です。脱毛は5%以上に出ますが、治療が終われば戻ります。

  • こんなときは3日以上便が出ない。お腹が張る、吐き気がして食べられない
    こうするその日のうちに病院へ連絡する。腸の麻痺(イレウス)は早く手を打てば軽くすむ
  • こんなときはつまずくことが増えた、階段が怖い、ボタンがかけられない
    こうする次の受診で必ず伝える。量の調整で悪化を防げる。家では段差と履物を見直す
  • こんなときは点滴のあと、刺した場所が赤く腫れて痛む
    こうする薬が血管の外にもれた可能性。その日のうちに病院へ連絡する
気をつけること

手足の神経の病気(シャルコー・マリー・トゥース病)がある人には使えません。あごの痛みや声のかすれが出ることもあり、神経の副作用の一つです。 一部の抗真菌薬などは、この薬の分解を遅らせてしびれを強めることがあるので、新しい薬を足すときはお薬手帳を見せてください。

在宅の現場では

R-CHOPを受けている方の家で、私たちが最初に聞くのは「お通じは何日目ですか」です。吐き気止めの副作用と重なって、便秘は静かに進みます。 下剤を「出なくなってから」にしている方が多く、点滴の翌日から使う相談をします。

しびれは、本人より家族が先に気づくことがあります。「箸を落とすようになった」「スリッパが脱げる」。 その一言を次の受診に持っていくと、量の調整が間に合います。

ここだけ覚えるこの薬の家での仕事は、お通じの回数を数えることと、つまずきに気づくこと。

SECTION 05 薬価と自己負担:1回3,612円

薬価と自己負担の目安

オンコビン注射用1mgは1,806円です(薬価基準、令和8年8月13日適用)。上限の2mgを使っても、1回の薬代は3,612円。 R-CHOPでは、リツキシマブの約9万3千円の隣で、この薬は3%ほどです(第2回)。

3割負担なら1回約1,100円。高額療養費の上限に届くのは、この薬ではなく組み合わせる薬の分です。 70歳以上で年収約370万円未満なら、外来の自己負担は月22,000円までです(第1回の表1)。

髄腔内には投与しないこと。 出典:日本化薬「オンコビン注射用1mg 添付文書」2026年4月改訂、禁忌の項
ここだけ覚える値段は安く、効き目は確か。守るのは「静脈にだけ」「2mgまで」。
在宅医の視点

「お通じ」を聞く薬だと、覚えてほしい。

抗がん剤の副作用というと、ご家族は吐き気と髪を思い浮かべます。でもビンクリスチンで家が困るのは、便秘としびれです。 どちらも「たいしたことではない」と思われがちで、報告が遅れます。

腸が止まってから病院に運ばれるより、点滴の翌日から下剤を使うほうが、ずっと楽です。 ニチニチソウから60年、この薬は子どもの白血病を治る病気に変えました。その薬を家で支えるのは、お通じを数える地味な仕事です。

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Q&A よくある質問

Qしびれは、治療が終われば治りますか。
A多くの人で、治療をやめると月単位でゆっくり軽くなりますが、一部は長く残ります。回数を重ねるほど残りやすいので、途中で「つまずく」「ボタンがかけにくい」と伝えて量を調整してもらうことが、あとに残さないいちばんの方法です。しびれを軽くする薬もありますが、効き方には個人差があります。
Qニチニチソウを育てています。触っても大丈夫ですか。
A触るのは問題ありません。ただし葉や茎を口にしないでください。薬になる成分が含まれており、お茶にして飲むのは危険です。薬として使われる量は、精製して厳密に量られたものです。
Q「髄液に入れると死ぬ」と聞いて怖くなりました。病院で間違いは起きないのですか。
A過去に世界で事故があったからこそ、いまは注射器に「静脈内にのみ使用」と表示し、髄液用の薬と同じ場所に置かない、投与前に複数で確認する、といった手順が定められています。添付文書にも禁忌として明記されています。ご家族が確認する必要はありませんが、こうした仕組みで守られていることは知っておいてください。

この回のチェックリスト(第5回ぶん)

  • 点滴の日から、お通じの回数をカレンダーに書いている。
  • 下剤を「出なくなる前から」使う相談を、病院とした。
  • 家の段差と履物を見直し、手すりの場所を確かめた。
  • 熱い鍋や湯たんぽのやけどに気をつけると、本人と共有した。
  • 「箸を落とす」「ボタンがかけにくい」に気づいたら、次の受診で伝えると決めた。

この回に関連する記事

連載の外にある、ふくろう訪問クリニックのコラムです。この回の内容をさらに掘り下げたいときに読んでください。

連載「優秀な抗がん剤」全50回

  1. 抗がん剤80年の歴史——毒ガスから「自分の細胞」まで、80年でここまで来た
  2. シクロホスファミド——毒ガスの研究から生まれた、最初の抗がん剤
  3. メトトレキサート——白血病の子どもに、初めて「寛解」をもたらした薬
  4. フルオロウラシル(5-FU)——60年以上、消化器がんの土台であり続ける理由
  5. ビンクリスチン——糖尿病の薬を探していたら、白血病の薬が見つかった
  6. ドキソルビシン——アドリア海の土から生まれた「赤い薬」と、心臓の話
  7. シスプラチン——電極の実験の偶然が、精巣がんを「治る病気」に変えた
  8. カルボプラチン——腎臓と吐き気にやさしく設計された、シスプラチンの「弟」
  9. パクリタキセル——イチイの木を切り尽くす前に、葉から作れるようになるまで
  10. ドセタキセル——前立腺がんで初めて「延命」を証明した化学療法
  11. ゲムシタビン——抗ウイルス薬の候補が、膵がんの標準治療になるまで
  12. ペメトレキセド——蝶の羽の色素の研究から生まれた、肺がんと中皮腫の薬
  13. テモゾロミド——脳腫瘍の治療を変えた、家で飲める抗がん剤
  14. オキサリプラチン——名古屋で生まれ、フランスで育ち、日本に帰ってきた薬
  15. イリノテカン——中国の木の成分を、日本の乳酸菌の会社が薬にした
  16. S-1(ティーエスワン)——日本生まれの「飲む5-FU」が、世界の標準を変えた
  17. タモキシフェン——避妊薬の失敗作が、世界で最も使われた乳がんの薬になった
  18. アロマターゼ阻害薬——「女性ホルモンを作らせない」という発想の乳がん治療
  19. リュープロレリン——武田薬品の徐放製剤が変えた、前立腺がんのホルモン療法
  20. エンザルタミドとアビラテロン——前立腺がんのホルモン療法に「上乗せ」する時代へ
  21. リツキシマブ——世界初のがん抗体医薬。CHOPに「R」がついて何が変わったか
  22. トラスツズマブ——HER2という「敵の印」を初めて狙い撃ちした薬
  23. ベバシズマブ——「がんは血管を呼ぶ」という仮説から、30年かけて薬になった
  24. セツキシマブとパニツムマブ——皮疹が出る人ほど効く、大腸がんの抗体薬
  25. ゾルベツキシマブ——胃の細胞の「接着剤」を狙う、2024年の新しい胃がんの薬
  26. イマチニブ——「魔法の弾丸」が、死の病だった白血病を飲み薬で抑えた
  27. オシメルチニブ——イレッサの光と影から、第3世代の肺がんの薬へ
  28. アレクチニブ——自治医大の発見を中外製薬が薬にした、純国産の肺がん治療薬
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  30. エベロリムス——イースター島の土から見つかった成分の子孫
  31. CDK4/6阻害薬——お蔵入り寸前の化合物が、乳がんのホルモン療法を変えた
  32. オラパリブ——「合成致死」という発想と、BRCA遺伝子検査
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  34. レナリドミド——サリドマイド薬害から復活した、骨髄腫の薬
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  37. トレチノインと亜ヒ酸——ビタミンAの仲間と「毒」が、最も治る白血病を作った
  38. イピリムマブ——免疫の「ブレーキ」を外す最初の薬と、ノーベル賞
  39. ニボルマブ(オプジーボ)——本庶佑のPD-1と、薬価をめぐる騒動
  40. ペムブロリズマブ(キイトルーダ)——開発中止寸前だった薬が、世界一売れる薬になった
  41. アテゾリズマブ+ベバシズマブ——肝がんの一次治療を10年ぶりに変えた組み合わせ
  42. 二重特異性抗体——片手でがん、片手で免疫細胞をつかむ薬
  43. CAR-T細胞療法——6歳の少女を救った「自分の免疫細胞を薬にする」治療
  44. mRNAがんワクチン——コロナワクチンの技術で、患者ごとに作る「オーダーメイド」
  45. トラスツズマブ デルクステカン(エンハーツ)——第一三共の「がんに薬を運ぶミサイル」
  46. エンホルツマブ ベドチンとADC——40年続いたシスプラチンの時代を終わらせた薬
  47. ルテチウム-177——「診断と治療を同じ分子で」放射線を出す薬が家に帰るとき
  48. がん遺伝子パネル検査——56万円で数百の遺伝子を読み、薬にたどり着くのは約1割
  49. 臓器横断的な薬——「臓器ではなく遺伝子で」薬を選ぶ時代
  50. リキッドバイオプシー——血液でがんの遺伝子を追い、再発の芽を見る

薬のこと・お金のことの相談先

電話番号や制度の内容は変わることがあります。最新の内容は各ページでご確認ください。治療中の方も、治療を終えた方も、ご家族だけでも相談できます。

  • 治療を受けている病院の外来・化学療法室副作用が出たとき、まず連絡する先です。夜間や休日の連絡先は、治療の説明書や「治療日誌」に書かれていることが多いので、目につく場所に貼っておいてください。
  • がん相談支援センター治療や薬のこと、お金や仕事のことを無料で相談できます。県内すべてのがん拠点病院にあり、その病院にかかっていなくても利用できます/福岡県「福岡県内のがん拠点病院がん相談支援センター」
  • がん情報サービス(国立がん研究センター)がんの種類ごとの標準治療と、使われる薬の情報を、公的機関がまとめています/ganjoho.jp
  • くすりのしおり(くすりの適正使用協議会)処方された薬の飲み方・注意・副作用を、薬の名前で調べられる患者向けの情報です/rad-ar.or.jp/siori
  • 高額療養費制度の窓口(加入している健康保険)1か月の自己負担に上限を設ける制度です。会社の健康保険組合・協会けんぽ・市区町村の国民健康保険・後期高齢者医療広域連合など、保険証(資格確認書)に書かれた保険者に申請します。マイナ保険証を使えば、窓口での支払いが最初から上限額までになります/厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
  • かかりつけ薬局の薬剤師飲み薬の抗がん剤と、ほかの薬・サプリメント・食べ物との飲み合わせは、薬局で確かめられます。お薬手帳を1冊にまとめておくと早いです。

REFERENCE 参考資料

  1. 日本化薬「オンコビン注射用1mg 添付文書」2026年4月改訂(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/530191_4240400D1030_2_14
  2. 日本化薬「オンコビン注射用1mg 医薬品インタビューフォーム」(開発の経緯:1961年抽出、糖尿病治療薬としての研究から転換、1963年米国発売、1968年日本承認)(https://www.info.pmda.go.jp/go/interview/2/530191_4240400D1030_2_008_1F.pdf
  3. 日本化薬「患者向医薬品ガイド オンコビン注射用1mg」(https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/530191_4240400D1030_2_01G.pdf
  4. 厚生労働省「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年8月13日適用)」(https://www.mhlw.go.jp/topics/2026/04/tp20260401-01.html
  5. Noble RL, Beer CT, Cutts JH. Role of chance observations in chemotherapy: Vinca rosea. Ann N Y Acad Sci. 1958;76(3):882-894(https://doi.org/10.1111/j.1749-6632.1958.tb54906.x
  6. Johnson IS, Armstrong JG, Gorman M, Burnett JP. The vinca alkaloids: a new class of oncolytic agents. Cancer Res. 1963;23:1390-1427(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14070392/
  7. Pinkel D. Five-year follow-up of “total therapy” of childhood lymphocytic leukemia. JAMA. 1971;216(4):648-652(https://doi.org/10.1001/jama.1971.03180300032007)/Aur RJ, et al. Central nervous system therapy and combination chemotherapy of childhood lymphocytic leukemia. Blood. 1971;37(3):272-281(https://doi.org/10.1182/blood.V37.3.272.272
  8. Coiffier B, et al. CHOP chemotherapy plus rituximab compared with CHOP alone in elderly patients with diffuse large-B-cell lymphoma. N Engl J Med. 2002;346(4):235-242(https://doi.org/10.1056/NEJMoa011795
  9. 国立がん研究センター がん情報サービス「しびれ」2025年9月17日更新(https://ganjoho.jp/public/support/condition/peripheral_neuropathy/index.html)、「便秘」2025年11月19日更新(https://ganjoho.jp/public/support/condition/constipation/index.html
本記事は、添付文書・学術論文・公的機関の資料をもとに、それぞれの薬について現時点で分かっていることを、 一般の方向けに整理したものです。記事中の効果の数字は臨床試験に参加した集団の結果であり、 一人ひとりの効き方や副作用の現れ方とは異なります。薬価は記載時点の薬価基準によるもので、改定で変わります。 治療の選択・変更・中止は、必ず主治医とご相談ください。研究は日々更新されますので、 記載の内容は公開時点のものとしてお読みください。