片手でがん、片手で免疫細胞をつかむ薬
ふつうの抗体は、両手で同じ相手をつかみます。二重特異性抗体は、片手でがん細胞、もう片手で免疫のT細胞をつかんで、2つを引き合わせ、T細胞にがんを殺させます。ドイツの小さな会社が20年かけて育て、「点滴を止めない」使い方で薬にしました。 日本で使える8つの二重特異性抗体の一覧、薬を使い切った骨髄腫・リンパ腫で6割に効いた試験、小細胞肺がんで生存を5か月延ばした最初の固形がんの結果、T細胞が一斉に目を覚ますサイトカイン放出症候群と神経毒性の見つけ方、月200〜400万円の「月払い」の薬代まで書きます。
この回の結論
- ふつうの抗体は、両手で同じ相手をつかみます。二重特異性抗体は、片手でがん細胞、もう片手で免疫のT細胞をつかみ、2つを引き合わせて、T細胞にがんを殺させます。ドイツの小さな会社が20年かけて育て、2014年に米国、2018年に日本で最初の薬(ブリナツモマブ)が承認されました。
- いま日本では、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、小細胞肺がんで8つの二重特異性抗体が使えます。CAR-T細胞療法(第43回)と違って「作り置き」ができ、皮下注射で外来でも続けられます。骨髄腫やリンパ腫では、3つ以上の治療のあとでも6割前後の人に効きます。
- 副作用の中心は、T細胞が一斉に目を覚ますときの発熱・血圧低下(サイトカイン放出症候群)と、意識や言葉の異常(神経毒性)です。最初の数回は入院で行い、家では発熱、意識、感染症を見張ります。薬代は月200〜400万円で、自己負担は上限までです。
この薬のプロフィール
| 一般名(商品名) | ブリナツモマブ(ビーリンサイト)、エプコリタマブ(エプキンリ)、モスネツズマブ(ルンスミオ)、テクリスタマブ(テクベイリ)、エルラナタマブ(エルレフィオ)、トアルクエタマブ(タービー)、タルラタマブ(イムデトラ)、アミバンタマブ(ライブリバント) |
|---|---|
| 薬の家族 | 二重特異性抗体。多くは「T細胞をがんに引き合わせる」型(T細胞誘導抗体)。アミバンタマブはがんの2つの目印をつかむ型 |
| 主に使うがん | B細胞性急性リンパ性白血病、大細胞型B細胞リンパ腫・濾胞性リンパ腫、多発性骨髄腫(3つ以上の治療のあと)、小細胞肺がん(殺細胞薬のあと)、EGFR 変異のある肺がん |
| 使い方 | ブリナツモマブは28日間の持続点滴。骨髄腫・リンパ腫の薬は皮下注射で、少量から3段階ほどで増やし(漸増)、週1回→2週→4週へ。タルラタマブは2週間ごとの点滴。最初の投与は入院で |
| 日本での承認 | 2018年9月 ブリナツモマブ。2023年9月 エプコリタマブ。2024年 エルラナタマブ、アミバンタマブ。2024年12月 テクリスタマブ、タルラタマブ。2025年 モスネツズマブ、トアルクエタマブ |
| 薬価の目安 | テクベイリ皮下注153mg 1,081,023円、エプキンリ皮下注48mg 1,551,853円、イムデトラ点滴静注用10mg 1,360,042円、ビーリンサイト点滴静注用35μg 285,961円 など(薬価基準、令和8年8月13日適用) |
SECTION 01 生まれた日:ミュンヘンの小さな会社と、20年の「持続点滴」
抗体は、2本の腕で同じ相手をつかむ形をしています(第21回)。1980年代、「片方の腕でがん、もう片方で免疫細胞をつかめば、免疫細胞をがんに連れて行けるのではないか」という考えが生まれました。ただ、そんな抗体を作る技術がありませんでした。 1995年、ドイツ・ミュンヘンの研究者が、抗体の「つかむ部分」だけを2つつないだ小さな分子を作ります(Mack ら、PNAS 1995)。片手はB細胞の目印 CD19、片手はT細胞の CD3。のちに「BiTE(バイト)」と呼ばれる形の原型でした。
この分子を薬に育てたのは、大学から生まれた小さな会社マイクロメットでした。2008年、リンパ腫の38人に、体重1kgあたり1日15マイクログラム(1,000分の15ミリグラム)という極めて少ない量を続けて点滴したところ、がんが縮みました(Bargou ら、Science 2008)。 問題は、分子が小さすぎて数時間で体から消えることでした。答えは「点滴を止めない」こと。28日間、昼も夜も持続点滴する使い方が、ここで決まりました。2012年、米国アムジェンがマイクロメットを買収します。
2014年12月、米国で再発した急性リンパ性白血病に承認。がんに対する二重特異性抗体の第1号(ブリナツモマブ)でした。日本では2018年9月21日に承認され、11月に発売されました(ビーリンサイトのインタビューフォーム)。 その後、皮下注射で使える分子が次々に作られ、2022年に骨髄腫(テクリスタマブ)、2023年にリンパ腫(エプコリタマブ)が米国と欧州で承認。日本では2023年から2025年にかけて7つが加わり、いま8つの二重特異性抗体が使えます。
- 1995年ミュンヘンで、CD19 と CD3 をつなぐ小さな分子ができる(Mack ら、PNAS 1995)。
- 2008年リンパ腫38人で、極めて少ない量の持続点滴でがんが縮む(Bargou ら、Science 2008)。
- 2012年アムジェンがマイクロメット社を買収。
- 2014年12月、米国で承認(ブリナツモマブ)。がんの二重特異性抗体の第1号。
- 2017年再発した急性リンパ性白血病で、殺細胞薬より生存を延ばす(Kantarjian ら、NEJM 2017)。
- 2018年9月21日、日本で承認(ビーリンサイト)。
- 2022〜23年骨髄腫(Moreau ら、NEJM 2022)、リンパ腫(Thieblemont ら、J Clin Oncol 2023)で皮下注の抗体が承認。
- 2023〜25年日本で、エプキンリ、エルレフィオ、ライブリバント、テクベイリ、イムデトラ、ルンスミオ、タービーが承認。
- 2025年中国発の PD-1×VEGF 二重特異性抗体が、肺がんでペムブロリズマブ(第40回)を上回る(Xiong ら、Lancet 2025)。
SECTION 02 どうやって効くのか:T細胞の「腕をつかんで」がんに連れて行く
免疫チェックポイント阻害薬(第38〜41回)は、T細胞のブレーキを外して「自分でがんを見つけさせる」薬でした。がんを見つけられるT細胞がいなければ効きません。 二重特異性抗体は、T細胞の腕(CD3)をつかんで、がん細胞の目印(CD19、CD20、BCMA、DLL3 など)まで物理的に連れて行きます。T細胞は相手が誰であれ、つながれた細胞を殺します。がんを覚えている必要がないので、免疫チェックポイント阻害薬が効かない血液のがんにも効きます。
- 「作り置き」ができるCAR-T細胞療法(第43回)は患者ごとに細胞を作りますが、二重特異性抗体はふつうの薬と同じく工場で作り、在庫があります。診断から治療まで待たず、状態の悪い人にもすぐ使えます。
- 少量から増やすいきなり治療量を入れると、T細胞が一斉に目を覚ましてサイトカイン放出症候群が重くなります。1回目は治療量の数十分の1、数日おきに増やして、1週間ほどで治療量に届かせます。この間は入院です。
- 正常な細胞も道連れになるCD19 や CD20 は正常なB細胞にも、BCMA は正常な形質細胞(抗体を作る細胞)にもあります。治療が続く間は抗体が作れなくなり(低γグロブリン血症)、感染症にかかりやすくなります。免疫グロブリンの補充で補います。
SECTION 03 なぜ広がったのか:「もう薬がない」骨髄腫・リンパ腫で6割に効いた
2017年、再発または治らない急性リンパ性白血病の405人を、くじ引きで「ブリナツモマブ」と「殺細胞薬」に分けました。生存期間の中央値は殺細胞薬4.0か月に対して7.7か月、寛解に入った人は25%に対して44%でした(Kantarjian ら、NEJM 2017)。再発した成人の急性リンパ性白血病で、殺細胞薬より生存を延ばした最初の薬です。
骨髄腫では、レナリドミド(第34回)、プロテアソーム阻害薬、ダラツムマブ(第35回)をすべて使い切った165人に、テクリスタマブを週1回皮下注射したところ、63%が効き、39%はがんがほぼ消えました(Moreau ら、NEJM 2022)。日本の添付文書では61%です。同じ場面で、エルラナタマブは61%(Lesokhin ら、Nat Med 2023)、目印の違うトアルクエタマブは7割前後(Chari ら、NEJM 2022)に効きました。
リンパ腫では、2つ以上の治療のあとの大細胞型B細胞リンパ腫157人で、エプコリタマブが63%に効き、39%でがんが消えました(Thieblemont ら、J Clin Oncol 2023)。濾胞性リンパ腫では、モスネツズマブが90人の60%でがんを消し(Budde ら、Lancet Oncol 2022)、「回数を決めて終える」治療になりました。 そして小細胞肺がんでは、タルラタマブが殺細胞薬に対して生存期間の中央値を8.3か月から13.6か月に延ばしました(Mountzios ら、NEJM 2025)。血液のがんで育った仕組みが、固形がんでも生存を延ばした最初の結果です。
| 薬(商品名) | つかむ相手 | 使うがん・場面 | 特徴(添付文書) |
|---|---|---|---|
| ブリナツモマブ(ビーリンサイト) | CD19×CD3 | 再発・難治のB細胞性急性リンパ性白血病 | 28日間の持続点滴。神経学的事象29.3%、サイトカイン放出症候群18.2% |
| エプコリタマブ(エプキンリ) | CD20×CD3 | 2つ以上の治療のあとの大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫 | 皮下注。サイトカイン放出症候群58.4%(3段階漸増で34.1%)、神経毒性3.0% |
| モスネツズマブ(ルンスミオ) | CD20×CD3 | 2つ以上の治療のあとの濾胞性リンパ腫 | 点滴または皮下注。8〜17サイクルで終える。サイトカイン放出症候群45.9% |
| テクリスタマブ(テクベイリ) | BCMA×CD3 | 再発・難治の多発性骨髄腫 | 皮下注、週1回→2週。サイトカイン放出症候群67.0%、神経毒性3.9%。ダラツムマブとの併用も |
| エルラナタマブ(エルレフィオ) | BCMA×CD3 | 再発・難治の多発性骨髄腫 | 皮下注、週1回→2週 |
| トアルクエタマブ(タービー) | GPRC5D×CD3 | 3つ以上の治療のあとの多発性骨髄腫 | 皮下注。味覚不全72.9%、爪の障害54.7%、皮膚障害39.4%、サイトカイン放出症候群76.5% |
| タルラタマブ(イムデトラ) | DLL3×CD3 | 殺細胞薬のあとの小細胞肺がん | 2週間ごとの点滴。サイトカイン放出症候群55.1%、神経毒性5.7%、味覚不全27.1% |
| アミバンタマブ(ライブリバント) | EGFR×MET(がんの2つの目印) | EGFR 変異(エクソン20挿入など)の肺がん | T細胞は呼ばない型。殺細胞薬と併用。皮疹・点滴反応が主 |
表1 日本で使える二重特異性抗体(添付文書による、2026年9月時点)。副作用の頻度は各薬の添付文書の重大な副作用・その他の副作用の欄から。
骨髄腫とリンパ腫の薬は、「少なくとも1つ(または2つ・3つ)の標準的な治療が無効または再発した」人が対象で、最初の治療には使えません。タルラタマブは「がん化学療法後に増悪した小細胞肺癌」で、初回治療での効果は確立していません。 添付文書の警告に「特に治療初期は入院管理等の適切な体制下で」と明記され、製造販売業者が作ったサイトカイン放出症候群と神経毒性の管理の手引きに沿って使います。使える施設は、血液内科と集中治療の体制がある病院に限られます。
SECTION 04 副作用と、家でできること:発熱、意識、感染症
テクベイリの添付文書では、サイトカイン放出症候群67.0%、神経毒性(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群)3.9%、上気道感染37.6%、肺炎21.3%、好中球減少70.6%、低γグロブリン血症43.4%、注射部位反応36.7%。 エプキンリでは、サイトカイン放出症候群58.4%、神経毒性3.0%、感染症29.2%、好中球減少31.9%、注射部位反応37.7%で、警告にサイトカイン放出症候群と神経毒性で死亡した例があると記されています。
サイトカイン放出症候群は、漸増の期間(最初の1〜2週間)に最も多く、入院で見張ります。退院後の投与でも、注射の当日〜翌日に発熱することがあり、「発熱したら、まず病院に連絡する」が家の決まりです。解熱剤で様子を見ないこと。 神経毒性は、言葉が出にくい、字が書けない、時間や場所が分からない、手が震える、眠気が強い、が合図です。家族は「今日の日付と短い文を書いてもらう」だけで、早く気づけます。
治療が続く間、感染症が最大の敵です。抗体を作る細胞が減るので、風邪をこじらせやすく、肺炎、帯状疱疹、カビの感染が起こります。手洗い、人混みでのマスク、予防の抗ウイルス薬・抗菌薬を指示どおりに飲む、免疫グロブリンの補充を受ける。注射部位の赤みは多くは数日で消えます。 トアルクエタマブでは味覚の変化、口の乾き、爪と皮膚の荒れ、体重減少が7割の人に出ます。食べられる物を探し、保湿と爪の手入れを続けます。
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こんなときは38度以上の発熱、悪寒、ふらつき、息苦しさ(注射の当日〜数日)こうするサイトカイン放出症候群か感染症。解熱剤で様子を見ず、すぐ治療した病院へ連絡する
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こんなときは言葉が出にくい、字が書けない、日付が分からない、強い眠気、手の震え、けいれんこうする神経毒性の合図。救急に電話する。車の運転はさせない
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こんなときは咳と痰が続く、皮膚に帯状の水ぶくれ、口の中の白い斑点こうする肺炎、帯状疱疹、カビの感染。その日のうちに受診する
添付文書は、神経毒性のおそれから、治療中の自動車の運転や危険な機械の操作を避けるよう定めています。B型肝炎の再活性化、サイトメガロウイルスなどの感染にも注意が要り、治療前に肝炎ウイルスの検査をします。 ワクチンは、生ワクチンを避け、不活化ワクチンは主治医と時期を相談します。「免疫グロブリンの補充」は月1回程度の点滴で、感染症を減らす大切な治療です。通院がつらくなったときも、これだけは続ける価値があります。
二重特異性抗体は、CAR-T細胞療法と違って「通い続ける治療」です。骨髄腫の方が、週1回、やがて2週に1回、月1回と皮下注射に通い、その間を家で過ごします。私たちが見るのは、注射の翌日の体温、感染症の芽、そして「言葉と字」です。 訪問のたびに、日付と短い文を書いてもらう。この習慣は、神経毒性を家で見つける最も簡単な方法です。
味覚が変わり、口が乾き、食べられなくなる方(トアルクエタマブ)には、味の濃いもの、冷たいもの、とろみのあるものを試し、体重を週に1度は測ります。効いている間の暮らしを支えることが、この薬の効き目を最後まで生かす仕事です。
SECTION 05 薬価と自己負担:月200〜400万円、自己負担は上限まで
テクベイリ皮下注153mgは1,081,023円。体重60kgの治療量(90mg)は1本で足りるので、週1回の時期は月約430万円、2週に1回になれば月約216万円です。エプキンリ皮下注48mgは1,551,853円で、最初の3か月は週1回、そのあと2週に1回、10か月目からは月1回に減り、1年目は約3,900万円。 イムデトラ点滴静注用10mgは1,360,042円、2週間ごとで月約272万円。ビーリンサイトは1日1本(285,961円)を28日間で1サイクル約800万円です(薬価基準、令和8年8月13日適用)。
自己負担は高額療養費の上限までで、70歳未満・年収約370〜770万円なら月85,800円+(医療費−286,000円)×1%。医療費430万円の月は約126,000円、4か月目からは44,400円。70歳以上・一般なら外来は月22,000円が上限です(第1回の表1)。 CAR-T細胞療法(第43回)が1回3,000万円台の「一括払い」なら、二重特異性抗体は月200〜400万円の「月払い」です。効いている限り続けるので、総額はCAR-T細胞療法を超えることがあります。どちらが優れているかは、いまも試験で比べられています。
「作り置きできる免疫細胞療法」が、通院で受けられる時代になった。
自分の免疫細胞を薬にする CAR-T細胞療法(第43回)は、限られた施設で、数週間かけて作り、1回で終わる治療です。二重特異性抗体は、その考え方を「工場で作れる薬」に置き換えました。在庫があり、皮下注射で、通いながら続けられる。 骨髄腫やリンパ腫の患者さんが、薬を使い切ったあとに、もう1つ選択肢を持てるようになった。それが、この10年の血液がんの最大の変化の1つです。
在宅で私たちが担うのは、「通いながら続ける」を支えることです。発熱の連絡先、日付と文を書く習慣、感染症の予防薬、免疫グロブリンの点滴。地味な決まりごとを守るほど、この薬は長く効きます。がんの薬は、病院で打って終わりではなく、家で続く治療になりました。
「この薬、家ではどう気をつければいいですか」と聞ける主治医を、持ってください。
ふくろう訪問クリニックは、福岡市早良区の在宅医療のクリニックです。 ご自宅はもちろん、有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・グループホームへも医師が伺います。 病院で抗がん剤の治療を受けながら、家での体調管理や副作用の相談をしたい。飲み薬の治療を家で続けている。 病院の治療を終えて、これからの暮らしを考えたい。どの段階のご相談でもかまいません。ご家族だけでのお問い合わせも歓迎します。
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入職祝い金は、クリニック・ステーションのどちらも20万円です。 人材紹介会社を通さず直接ご応募いただいた方が対象になります。 見学だけでも歓迎します。訪問の経験がない方、ブランクのある方もご相談ください。
Q&A よくある質問
この回のチェックリスト(第42回ぶん)
- 38度以上の発熱は、解熱剤で様子を見ずに、すぐ治療した病院へ連絡する。
- 日付と短い文を書いてもらう。言葉・字・見当識の異常は救急へ。運転はしない。
- 予防の抗ウイルス薬・抗菌薬を指示どおりに飲み、免疫グロブリンの補充を続ける。
- 咳と痰、帯状の水ぶくれ、口の白い斑点は、その日のうちに受診する。
- 味覚の変化・口の乾き・爪と皮膚の荒れ(トアルクエタマブ)は、体重を週1回測り、食べられる物を探す。
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薬のこと・お金のことの相談先
電話番号や制度の内容は変わることがあります。最新の内容は各ページでご確認ください。治療中の方も、治療を終えた方も、ご家族だけでも相談できます。
- 治療を受けている病院の外来・化学療法室副作用が出たとき、まず連絡する先です。夜間や休日の連絡先は、治療の説明書や「治療日誌」に書かれていることが多いので、目につく場所に貼っておいてください。
- がん相談支援センター治療や薬のこと、お金や仕事のことを無料で相談できます。県内すべてのがん拠点病院にあり、その病院にかかっていなくても利用できます/福岡県「福岡県内のがん拠点病院がん相談支援センター」
- がん情報サービス(国立がん研究センター)がんの種類ごとの標準治療と、使われる薬の情報を、公的機関がまとめています/ganjoho.jp
- くすりのしおり(くすりの適正使用協議会)処方された薬の飲み方・注意・副作用を、薬の名前で調べられる患者向けの情報です/rad-ar.or.jp/siori
- 高額療養費制度の窓口(加入している健康保険)1か月の自己負担に上限を設ける制度です。会社の健康保険組合・協会けんぽ・市区町村の国民健康保険・後期高齢者医療広域連合など、保険証(資格確認書)に書かれた保険者に申請します。マイナ保険証を使えば、窓口での支払いが最初から上限額までになります/厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
- かかりつけ薬局の薬剤師飲み薬の抗がん剤と、ほかの薬・サプリメント・食べ物との飲み合わせは、薬局で確かめられます。お薬手帳を1冊にまとめておくと早いです。
REFERENCE 参考資料
- アムジェン「ビーリンサイト点滴静注用35μg 添付文書」(販売開始2018年11月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/112292_4291445D1029_2_03)、同 医薬品インタビューフォーム(2014年12月米国承認、2018年9月21日日本承認);アムジェン「イムデトラ点滴静注用1mg/10mg 添付文書」(販売開始2025年4月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/112292_4291477D1029_1_04)
- ヤンセンファーマ「テクベイリ皮下注30mg/153mg 添付文書」(販売開始2025年3月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/800155_4291475A1023_1_03)、同 医薬品インタビューフォーム(2022年8月欧州承認、2024年12月27日日本承認);同「タービー皮下注3mg/40mg 添付文書」(販売開始2025年8月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/800155_4291480A1024_1_02);同「ライブリバント点滴静注350mg 添付文書」(販売開始2024年11月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/800155_4291473A1024_1_07)
- ジェンマブ「エプキンリ皮下注4mg/48mg 添付文書」(販売開始2023年11月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/343257_4291469A1028_1_04);中外製薬「ルンスミオ点滴静注1mg/30mg 添付文書」(販売開始2025年3月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/450045_4291476A1028_1_02);ファイザー「エルレフィオ皮下注44mg/76mg 添付文書」(販売開始2024年5月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/672212_4291470A1020_1_05)
- 厚生労働省「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年8月13日適用)」(https://www.mhlw.go.jp/topics/2026/04/tp20260401-01.html)
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