第一三共の「がんに薬を運ぶミサイル」
抗体を「運び屋」にして、強すぎて単独では使えない殺細胞薬をがん細胞まで届け、細胞の中で放す。抗体薬物複合体(ADC)は「がんに薬を運ぶミサイル」と呼ばれます。第一三共が1990年代に薬にできなかった殺細胞薬を作り直し、HER2 の抗体に8個つないだ薬は、2020年、日本生まれの ADC として承認されました。 学会で総立ちの拍手が起きた2つの試験、「HER2陰性」とされてきた乳がんの半数以上を治療の対象に変えた「低発現」という新しい区分、2026年9月に承認された初回治療、そして日本人に多い間質性肺疾患を家で早く見つけるためのパルスオキシメーターの話まで書きます。
この回の結論
- トラスツズマブ デルクステカン(エンハーツ)は、HER2 をつかむ抗体(第22回)に、殺細胞薬を8個つないだ「抗体薬物複合体(ADC)」です。抗体が目印までたどり着き、そこで薬を放す。第一三共が1990年代に薬にできなかった殺細胞薬を作り直し、2020年、日本で生まれた ADC として承認されました。
- HER2陽性乳がんで、それまでの標準薬に対して病気が進むリスクを72%減らし(学会で総立ちの拍手)、さらに「HER2陰性」とされてきた人の半数以上を占めるHER2低発現の乳がんにも効くことを示して、乳がんの分類を変えました。2026年9月、HER2陽性乳がんの初回治療にも承認されました。
- 最も大切な副作用は間質性肺疾患で、添付文書では11.7%、日本人では2〜3割に起こり、亡くなった例があります。息切れ、咳、発熱を早く見つけることが、この薬を使う家族の仕事です。薬代は3週間で約58万円(体重55kg)、自己負担は上限までです。
この薬のプロフィール
| 一般名(商品名) | トラスツズマブ デルクステカン(エンハーツ点滴静注用100mg) |
|---|---|
| 薬の家族 | 抗体薬物複合体(ADC)。HER2 抗体に、トポイソメラーゼI 阻害薬(デルクステカン、DXd)を1個の抗体あたり約8個つないだもの |
| 主に使うがん | HER2陽性の乳がん(初回から)、HER2低発現・超低発現の乳がん、HER2陽性の胃がん(2次治療以降)、HER2 遺伝子変異のある肺がん、HER2陽性の固形がん(標準治療が困難な場合) |
| 使い方 | 点滴、3週間ごと。乳がん・肺がんは体重1kgあたり5.4mg、胃がんは6.4mg。初回は90分、2回目以降は30分まで短縮できる |
| 日本での承認 | 2020年3月(HER2陽性乳がん、化学療法後)。2020年9月 胃がん、2023年3月 HER2低発現乳がん、2023年8月 肺がん、2025年8月 HER2低発現・超低発現乳がん(内分泌療法後)、2026年3月 HER2陽性固形がん、2026年9月 HER2陽性乳がんの初回治療(ペルツズマブ併用) |
| 薬価の目安 | エンハーツ点滴静注用100mg 192,652円(薬価基準、令和8年8月13日適用) |
SECTION 01 生まれた日:薬にできなかった殺細胞薬を、抗体に8個つないだ
第21〜25回で書いた抗体は、がんの目印をつかんで、免疫に壊させたり、増える合図を止めたりする薬でした。抗体薬物複合体(ADC)は、その抗体を「運び屋」にして、強すぎて単独では使えない殺細胞薬をがん細胞まで届け、細胞の中で放す薬です。「がんに薬を運ぶミサイル」と呼ばれます。 考え方は1980年代からありましたが、抗体と薬をつなぐ「リンカー」が体の中で外れて全身に毒がまわる、1つの抗体に薬を多くつなげない、といった壁があり、成功した薬はわずかでした。
第一三共(当時の第一製薬)は、1990年代にカンプトテシン(第15回のイリノテカンと同じ家族)の誘導体エキサテカンを開発し、強い効き目を持ちながら、副作用のため薬になりませんでした。2010年代、同社の研究者はこの化合物を作り直し(デルクステカン、DXd)、自社の HER2 抗体に、切れやすさを調節したリンカーで1個の抗体に約8個つなぎました(Ogitani ら、Clin Cancer Res 2016。化学の詳細は Nakada ら、Chem Pharm Bull 2019)。 それまでの HER2 の ADC(トラスツズマブ エムタンシン、第22回で触れたカドサイラ)は1個の抗体に約3.5個でした。放された薬が隣のがん細胞にも染み出す「バイスタンダー効果」も、この薬の特徴です。
2015年、日本で最初の患者に投与され、カドサイラが効かなくなった乳がんでも縮むことが分かりました(Doi ら、Lancet Oncol 2017)。2019年、184人の試験で60.9%が縮み、効き目の中央値は16か月(Modi ら、NEJM 2020)。米国は2019年12月に、日本は2020年3月25日に承認し、5月に発売されました(エンハーツのインタビューフォーム)。 第一三共は英アストラゼネカと組んで世界に広げ、この薬は日本の製薬会社が作った薬として、世界で最も売れる薬の1つになりました。
- 1990年代第一製薬がカンプトテシン誘導体エキサテカンを開発。単独では薬にならず。
- 2010年代第一三共がエキサテカンを作り直し(DXd)、HER2 抗体に8個つないだ ADC を設計(Ogitani ら、2016)。
- 2015年日本で最初の患者に投与。カドサイラのあとでも縮む(Doi ら、Lancet Oncol 2017)。
- 2019年12月、米国で承認。2020年3月25日、日本で承認(HER2陽性乳がん、化学療法後)。9月、胃がん。
- 2021年HER2陽性乳がんで、カドサイラに対して病気が進むリスクを72%減らす。欧州の学会で総立ちの拍手(Cortés ら、NEJM 2022)。
- 2022年「HER2低発現」の乳がんでも効く。米国の学会で総立ちの拍手(Modi ら、NEJM 2022)。2023年3月、日本で承認。
- 2025年HER2陽性乳がんの初回治療で、無増悪生存期間の中央値40.7か月(Tolaney ら、NEJM 2025)。2026年9月16日、日本で承認。
SECTION 02 どうやって効くのか:抗体が着地し、細胞の中で薬を放し、隣にも染み出す
抗体の部分ががん細胞の HER2 をつかむと、がん細胞は抗体ごと薬を細胞の中に取り込みます。細胞の中の酵素がリンカーを切り、放された DXd がトポイソメラーゼI(DNAをほどく酵素)を止めて、細胞を死なせます。放された薬は細胞膜を通り抜けるので、隣にある HER2 の少ないがん細胞も道連れにします(バイスタンダー効果)。 血液の中を流れている間はリンカーが切れにくいので、全身にまわる薬の量は、殺細胞薬をそのまま点滴するより少なくてすみます。
- 目印が少なくても効く8個の薬とバイスタンダー効果のおかげで、HER2 が「わずか」の細胞にも効きます。HER2陽性だけでなく、低発現、超低発現、胃がん、肺がんの HER2 変異、さらに臓器を問わない HER2陽性の固形がんへと広がった理由です。
- 副作用は「運び先」と「積み荷」の両方から積み荷の DXd は殺細胞薬なので、吐き気、脱毛、白血球減少が起こります。そして、この薬に特有の間質性肺疾患があります。肺のどこにどう届くのかは完全には分かっていませんが、頻度と重さは、他の ADC より高いことが分かっています。
- 心臓は HER2 抗体の宿命HER2 は心臓の筋肉の細胞にもあり、トラスツズマブ(第22回)と同じく心臓の働きが落ちることがあります。治療の前と途中で心エコーを行います。
SECTION 03 なぜ学会が総立ちになったのか:72%減、そして「陰性」を書き換えた
2021年、トラスツズマブとタキサン系の薬のあとに進んだ HER2陽性乳がん524人(日本人68人)を、くじ引きで「エンハーツ」と「カドサイラ(それまでの標準)」に分けました。1年後に病気が進んでいない人はカドサイラ34.1%に対して75.8%、病気が進むリスクは72%減(Cortés ら、NEJM 2022)。追跡では無増悪生存期間の中央値が6.8か月に対して28.8か月、死亡のリスクも36%減りました(Hurvitz ら、Lancet 2023)。 2021年9月、この結果が欧州の学会で発表されると、会場の医師たちが立ち上がって拍手しました。標準薬に対して、これほどの差がつくことは、乳がんの薬の試験では初めてでした。
翌2022年、HER2低発現の乳がん557人(日本人85人)で、医師が選んだ殺細胞薬に対して、無増悪生存期間の中央値が5.1か月に対して9.9か月、生存期間は16.8か月に対して23.4か月(Modi ら、NEJM 2022)。「HER2陰性」とされてきた人の半数以上に、HER2 の薬が効く。米国の学会でも会場は総立ちになり、乳がんの分類に「HER2低発現」という区分が加わりました。日本は2023年3月に承認しました。
2024年には、内分泌療法(第17・18回)のあとのホルモン受容体陽性・HER2低発現の乳がん866人で、殺細胞薬より先に使うと無増悪生存期間が8.1か月から13.2か月に延び(Bardia ら、NEJM 2024)、2025年には HER2陽性乳がんの初回治療で、ペルツズマブとの併用が従来の3剤(タキサン+トラスツズマブ+ペルツズマブ)に対して無増悪生存期間の中央値26.9か月を40.7か月に延ばしました(Tolaney ら、NEJM 2025)。2026年9月16日、日本で初回治療に承認されました。 胃がんでも、日本人149人を含む187人の試験で、51%が縮み(対照14%)、生存期間は8.4か月から12.5か月に延びました(Shitara ら、NEJM 2020)。
| 場面 | 使い方 | 決め手になった試験 |
|---|---|---|
| HER2陽性の乳がん、初回 | ペルツズマブと併用、5.4mg/kg | DESTINY-Breast09(Tolaney 2025、無増悪26.9→40.7か月) |
| HER2陽性の乳がん、2次治療以降 | 単独、5.4mg/kg | DESTINY-Breast03(Cortés 2022、進行リスク72%減) |
| HER2低発現・超低発現の乳がん | 単独、5.4mg/kg。内分泌療法のあと、または化学療法のあと | DESTINY-Breast04(Modi 2022)、DESTINY-Breast06(Bardia 2024) |
| HER2陽性の胃がん、2次治療以降 | 単独、6.4mg/kg | DESTINY-Gastric01(Shitara 2020、奏効14→51%) |
| HER2 変異のある肺がん、化学療法後 | 単独、5.4mg/kg | DESTINY-Lung02(奏効53.8%) |
| HER2陽性の固形がん(標準治療が困難) | 単独。2026年9月時点では、確認する診断薬が未承認のため投与できない | DESTINY-PanTumor02(奏効61.3%)、HERALD |
表1 エンハーツの主な使われ方(添付文書と主な試験による、2026年9月時点)。HER2 の量(陽性・低発現・超低発現)は病理検査で決まり、承認された検査で確かめる。
添付文書は、HER2 の検査を「十分な経験を有する病理医又は検査施設」で行うこと、低発現・超低発現の判定は承認された検査で確かめることを求めています。手術の前後の補助療法での効果と安全性は確立していません。 間質性肺疾患のため、治療前に胸部CTと問診で肺の病気がないことを確かめ、呼吸器の医師と連携できる病院で使います。発売後、国は約1,800人の全例調査を行い、日本人での間質性肺疾患の頻度と危険因子を調べました。
SECTION 04 副作用と、家でできること:間質性肺疾患を早く見つける
添付文書では、間質性肺疾患11.7%(死亡例あり)、骨髄抑制57.7%(好中球減少40.0%、貧血30.4%、血小板減少22.3%、発熱性好中球減少症1.5%)、点滴中の反応、心臓の働きの低下。決め手になった試験では、悪心72.8%、疲労44.7%、嘔吐44.0%、脱毛36.2%でした。 日本人では間質性肺疾患が多く、乳がんの試験の日本人集団で22.2%、26.8%、20.0%、初回治療の試験では33.3%と記されています。
間質性肺疾患は、この薬で最も大切な副作用です。治療開始から数か月以内が多いものの、いつでも起こります。合図は「階段で息が切れる」「乾いた咳が続く」「微熱」。初期は症状がないこともあり、病院では定期的に酸素飽和度(SpO2)を測り、胸部の画像を撮ります。 家では、パルスオキシメーターを1台用意し、毎日同じ時間に酸素飽和度を測って記録します。いつもより3ポイント下がった日、息切れや咳が出た日は、その日のうちに連絡します。早く見つかれば(軽い段階なら)休薬とステロイドで多くは治り、進んでからでは命にかかわります。
吐き気は7割の人に出ます。病院で3種類の吐き気止めが出るので、点滴の日から予防的に飲み、家では食べられるものを少量ずつ。脱毛は3〜4割。白血球減少は点滴後1〜2週間が谷で、発熱したら連絡します。心臓は定期の心エコーで見張ります。
-
こんなときは階段で息が切れる、乾いた咳が続く、微熱、酸素飽和度がいつもより3ポイント低いこうする間質性肺疾患の合図。風邪と思って待たず、その日のうちに治療した病院へ連絡する
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こんなときは38度以上の発熱(点滴後1〜2週間)こうする白血球減少の時期の感染。すぐ連絡して受診する
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こんなときは吐き気止めを飲んでも水分がとれない、1日に何度も吐くこうする脱水の危険。点滴と吐き気止めの調整が要るので、病院に連絡する
間質性肺炎の既往、肺の病気、放射線治療の既往は治療前に伝えます。治療中に他の科で「肺炎」「気管支炎」と言われたら、この薬を使っていることを必ず伝え、治療している病院にも連絡します。抗菌薬で治らない肺炎は、この薬の間質性肺疾患のことがあります。 心臓の働きが落ちている人、妊娠の可能性のある女性(胎児に害)は治療前に相談します。患者向けの薬の説明書(患者向医薬品ガイド)を、家族も読んでおいてください。
エンハーツを使っている患者さんの訪問で、私たちが毎回することは決まっています。酸素飽和度を測り、記録と見比べ、咳と息切れを聞き、胸の音を聴く。「風邪気味」の一言を聞き流さない。この薬の間質性肺疾患は、初期には熱も咳もなく、酸素飽和度だけが下がっていることがあるからです。 家にパルスオキシメーターがあるかを最初の訪問で確かめ、なければ用意をお願いしています。
吐き気で食べられない時期には、水分と塩分を優先し、「点滴の翌日から3日」の乗り切り方を家族と決めておきます。3週間ごとの通院の合間を、家でどう過ごすか。それを支えるのが在宅の役目です。この薬で、HER2低発現の乳がんの患者さんが治療の対象になり、私たちの訪問先も増えました。
SECTION 05 薬価と自己負担:3週間で約58万円、年約980万円
エンハーツ点滴静注用100mgは192,652円。体重55kgなら1回297mg(3本)で577,956円、3週間ごとに年17回で約980万円です。胃がんの量(6.4mg/kg、体重60kgで384mg、4本)なら1回770,608円。初回治療でペルツズマブを併用すれば、その薬代が加わります(薬価基準、令和8年8月13日適用)。
自己負担は高額療養費の上限までで、70歳未満・年収約370〜770万円なら月85,800円+(医療費−286,000円)×1%、4か月目からは44,400円。70歳以上・一般なら外来は月22,000円が上限です(第1回の表1)。 HER2低発現への拡大で、対象になる患者さんは大きく増えました。国の薬剤費への影響が大きい薬の1つで、今後、薬価の見直し(第39回で書いた仕組み)の対象になることが予想されます。
「失敗した薬」が、30年後に世界を変えた。
エキサテカンは、単独では毒が強すぎて薬になりませんでした。抗体という運び屋を得て、がん細胞の中だけで放されるようになったとき、その強さは長所に変わりました。薬の価値は、分子そのものではなく「どこに届けるか」で決まる。ADC が教えてくれたことです。 そして、この薬が「HER2陰性」の半数以上を治療の対象にしたことは、分類のほうが薬に合わせて変わる、珍しい出来事でした。
在宅で私たちが担うのは、その強さの裏側です。間質性肺疾患は、家で酸素飽和度を測る習慣があれば、早く見つけられます。パルスオキシメーターが1台あるかどうか。それが、この薬の患者さんの安全を分けると、私たちは思っています。
「この薬、家ではどう気をつければいいですか」と聞ける主治医を、持ってください。
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Q&A よくある質問
この回のチェックリスト(第45回ぶん)
- 家にパルスオキシメーターを用意し、毎日同じ時間に酸素飽和度を記録する。
- 息切れ、乾いた咳、微熱、酸素飽和度の低下は、その日のうちに治療した病院へ連絡する。
- 他の科で「肺炎」と言われたら、この薬を使っていることを伝え、治療している病院にも連絡する。
- 吐き気止めは点滴の日から予防的に飲む。水分がとれないときは連絡する。
- 「HER2陰性」と言われたことがある人は、低発現かどうかの判定を主治医に相談する。
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薬のこと・お金のことの相談先
電話番号や制度の内容は変わることがあります。最新の内容は各ページでご確認ください。治療中の方も、治療を終えた方も、ご家族だけでも相談できます。
- 治療を受けている病院の外来・化学療法室副作用が出たとき、まず連絡する先です。夜間や休日の連絡先は、治療の説明書や「治療日誌」に書かれていることが多いので、目につく場所に貼っておいてください。
- がん相談支援センター治療や薬のこと、お金や仕事のことを無料で相談できます。県内すべてのがん拠点病院にあり、その病院にかかっていなくても利用できます/福岡県「福岡県内のがん拠点病院がん相談支援センター」
- がん情報サービス(国立がん研究センター)がんの種類ごとの標準治療と、使われる薬の情報を、公的機関がまとめています/ganjoho.jp
- くすりのしおり(くすりの適正使用協議会)処方された薬の飲み方・注意・副作用を、薬の名前で調べられる患者向けの情報です/rad-ar.or.jp/siori
- 高額療養費制度の窓口(加入している健康保険)1か月の自己負担に上限を設ける制度です。会社の健康保険組合・協会けんぽ・市区町村の国民健康保険・後期高齢者医療広域連合など、保険証(資格確認書)に書かれた保険者に申請します。マイナ保険証を使えば、窓口での支払いが最初から上限額までになります/厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
- かかりつけ薬局の薬剤師飲み薬の抗がん剤と、ほかの薬・サプリメント・食べ物との飲み合わせは、薬局で確かめられます。お薬手帳を1冊にまとめておくと早いです。
REFERENCE 参考資料
- 第一三共「エンハーツ点滴静注用100mg 添付文書」(販売開始2020年5月)(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/430574_4291452D1029_1_13)、同 医薬品インタビューフォーム(開発の経緯:2019年12月20日米国承認、2020年3月25日日本承認、2020年9月25日胃癌、2023年3月HER2低発現、2023年8月非小細胞肺癌、2025年8月HER2低発現・超低発現、2026年3月固形癌、2026年9月初回治療;発売後の全例調査 登録1,777例)
- 厚生労働省「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年8月13日適用)」(https://www.mhlw.go.jp/topics/2026/04/tp20260401-01.html);日本乳癌学会「HER2低発現乳癌に対するエンハーツ使用に関するステートメント(2023年5月1日改訂)」(https://www.jbcs.gr.jp/modules/info/index.php?content_id=142)
- Ogitani Y, et al. DS-8201a, a novel HER2-targeting ADC with a novel DNA topoisomerase I inhibitor, demonstrates a promising antitumor efficacy with differentiation from T-DM1. Clin Cancer Res. 2016;22(20):5097-5108(https://doi.org/10.1158/1078-0432.CCR-15-2822);Nakada T, et al. The latest research and development into the antibody-drug conjugate, [fam-] trastuzumab deruxtecan (DS-8201a), for HER2 cancer therapy. Chem Pharm Bull. 2019;67(3):173-185(https://doi.org/10.1248/cpb.c18-00744)
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